『土と人』は土を感じ、地球を想い、人と人が繋がり、健やかな生き方がうまれるフィールドをつくっていくコミュニティです。
今回は『循環』をテーマに、山形市の東北芸術工科大学の学食(学生会館)で開催します。
1Fでは山形のオーガニック農家さんや伝承野菜の農家さん、マクロビオティック、菜食の屋台やカフェが一同に集った『オーガニック学食』をオープンします。
野菜をつくる人、その野菜で料理をする人、その料理を食べる人。それぞれの顔がみえる「いただきます」の輪が生まれます。
2Fではオープン時間に合わせてTaeさん(マイソール山形 主宰)のYOGAクラスからスタート。YOGAで身体を整えてからいただくフレッシュな野菜やあたたかいドリンクは一層美味しいものとなるでしょう。
同じく2FのギャラリーCUBEでは山形の農業と料理を繋ぐフリーマガジン『Gozzo山形』の10年の歩みを振り返る展示とトークを行います。
午後の時間はテニスコーツの二人によるアコースティックライブで感覚を満たして下さい。場の空気を感じ取り、音を空間に溶け込ませるライブは毎回特別な体験を与えてくれます。
1日の最後には『いのちのサイクル』と題して、土、種、野菜、身体に関わる4名の登壇者によるトークを行います。
西洋医学だけでなく、伝統医療、代替医療、民間医療も広く修め、伝統芸能、芸術、民俗学、農業など、あらゆる分野と医療との接点を探り続ける稲葉俊郎さん(東京大学 循環器内科 医学博士)。
消費者と生産者をサスティナブルに繋ぐ「トラスト運動」の仕掛け人であり、山形の在来種米「さわのはな」のつくり手である高橋保廣さん(百姓/ネットワーク農縁代表)。
廃校になった次年子小学校で「ごはんや Umui」をオープンし、料理のみならず物語や生活も伝えるごはんの会を開くなど、草の根的な活動を展開しているUmui Emikoさん(料理家)。
伝承野菜を守るために全国各地をみずから旅し、種苗店を巡って集めた伝統野菜の種を販売する会社を15歳で立ち上げた現役高校生の小林宙さん(鶴頸種苗流通プロモーション代表)。
それぞれの生き方や仕事を通して感じるいのちのサイクル。きっと興味深いトークになるでしょう。
本格的な冬の訪れを感じる頃、心と身体をホッとあたためてくれる野菜と料理と共に、五感で感じる時間をみなさんとつくりたいと思います。